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2020.07.05 Sunday

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    乙千代ヶ浜プール再開にあたって

    2012.07.19 Thursday

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      昨年休止していた乙千代ケ浜プールが、
      今年、再開されることになりました。

      以前にも書きましたが、
      私は、このプールには
      特別な思い入れがあります。

      子どもたちが小さいころから
      お世話になってきたということも
      もちろんありますが、
      それだけではありません。

      乙千代ヶ浜プールは
      もともとはもう閉校してしまった
      樫立小学校のプールでした。

      今でこそ乙千代ヶ浜は、
      道や海岸が整備されて、
      親子で遊べる人気スポットに
      なっていますが、
      昔は、子どもたちが気軽に泳ぎにはいけないような
      険しい岩場だったそうです。

      そんな環境の中でも
      子どもたちが泳ぎを覚えられるようにと、
      地元の大人たちが子どもたちのために、
      このプールを作ったと聞いています。

      それから長い間、
      樫小PTAが中心となって、
      地元の方々と共に、
      このプールを毎夏、続けてきました。

      海のすぐそばにあり、
      また、海水を利用しているため、
      その維持管理は
      普通のプールよりも大変な面が
      あったのではないかと思います。

      夏休みの間、毎日、毎日、
      交代でプール掃除をし、
      海水の入れ替えをし、
      日中は子どもたちの見守りをし・・

      台風が来れば、
      海水ポンプやそのほかの設備を
      撤去し、
      台風後にまた設置し・・・

      樫小がなくなってからは、
      そのようなプール運営を
      樫立の実行委員会が
      引き継いで下さいました。
      (新設された三原小PTAや
      地元の方々も交代で
      子どもたちの見守りに
      あたりました)

      私が、この乙千代ヶ浜プールに
      特別な思いを抱くのは、
      ここが、子どもたちへの愛情あふれる、
      あたたかい場所だからです。

      地元の大人たちが、ここで、
      子どもたちの成長をあたたかく見守ってきて、
      たくさんの子どもたちが、ここで、
      たくさんの思い出を作って成長してきた、
      そんな特別の場所だからです。

      プールが再開され、
      本当にうれしいです。

      そして、再開を決めてくださった、
      町と樫立自治会に
      感謝するとともに、
      このプールをこれからもずっと
      維持していくために、
      地元住民の一人として
      やれるべきことを
      できる範囲でやっていきたいと思います。


      新ホールの「運営協議会」に参加して

      2012.07.07 Saturday

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         現在建設中の、町役場庁舎に併設される「集会施設」の
        (と町は呼んでるけど、要するに、文化ホール的なものです)
        「運営協議会」の委員になった。

        (「委員になった」っていうとなんだかエラソーだけど、
        なんてことはない、「誰でも何人でも応募可能」
        というものに応募しただけです。)

        新しいホールは来年の5月くらいまでには完成する予定らしいんだけど、
        そこの運営方法を住民と一緒に考えましょう、というもの。

        ホール運営というのは、とても興味ある分野だし、
        「あびの実」の活動にも関わってくることから応募したのだが、
        「住民参加」みたいに謳っていても
        行政が主導する、「運営協議会」などという固い名称のものって、
        形式的で面白みがないんだろうな〜と勝手に思っていた。

        ・・・・・・が、その思い込みが覆された。

        今日、1回目の協議会に参加してきた。

        委員は16人。

        誰でも何人でも応募可、ということで、
        もっと大勢いるのかと思ったけど、
        人口比を考えるとこんなものか。

        しかしながら、まったくのボランティアで
        自由意思による参加なので、
        集まった人たちには
        ホールに対する興味と熱意が
        人一倍あるんだと思う。

        前半は、建築を担当した設計事務所からの
        ホールについての概要説明。

        「設備の整ったホールになるらしい」と
        事前に少しは知っていたけれど、
        設計図やパース、CGなどのスライド
        を見ながらの詳しい説明を聞き、
        「すごい!」と圧倒された。

        もちろん、
        もっともっと素晴らしいホールは
        全国にいくらでもあるんだろうけれど、
        この島、この人口規模で、
        これだけのホールというのは
        なかなか望めないんじゃないだろうか。

        私は関わっていないけど、
        「島に文化ホールを作ってほしい」と
        要望してきた住民の会があって、
        その会の意見も、設計にとりいれられているらしい。

        概要説明のあとの質疑応答では、
        さすがにみんな熱心で、
        いろいろな質問がなされた。

        ・・・・で、ここまでは、こういう会議で見られる、
        ごくごくフツーの光景だったのだが

        面白かったのはこの後。

        なんと、この協議会は、毎回
        ワークショップ形式で協議をすすめていくというのだ。

        ワークショップ?

        いや、もちろん、ワークショップのなんたるかは
        知ってるけど、
        まさか、こういう会議でワークショップをやるとは
        思わなかった。

        どうしてまた?と思ったら・・・

        今回庁舎設計を行った設計事務所は
        ホール運営のコンサルタント会社も別に経営しているようで
        この協議会は、そのコンサルタント会社の人たち主導で
        すすめていくとのこと。

        その会社では、過去にいくつも
        「住民参加」でホール運営を立ち上げてきた実績があり、
        ワークショップ形式で行うのは、
        参加者が、積極的に参加して意見を出せるようにするためらしい。

        確かに、
        行政が提案したことに、委員が意見や改善点を述べる、
        という形式よりは意見は出やすいかも。

        その意見をどうまとめて、どう反映させていくのか
        っていうのは、審議方式よりもはるかに難しいと思うけど、
        それをうまくまとめるノウハウが主催者側にあれば、
        本当の意味での「住民参加」が実現できるのかもしれない、
        と思った。

        もちろん、参加する私たち委員が
        どれだけ主体的に、積極的にこの会に関われるかっていうことも、
        これからの協議がうまくいくかどうかのカギを握っているわけで、
        そういう意味では責任重大だけど、
        でも、こういうやり方は、面白いし、ワクワクする。

        協議会終了後、今日が初対面の、ある委員の人と話す機会があり、
        その人が、島でやりたいと思ってあたためている企画が、
        すごくいいなあ、一緒にやってみたいなあと思わされるもので、
        「ぜひ、実現させたいですね〜」と話が盛り上がった。

        島に来てから、ずっと、
        舞台に立ちたい、
        また演劇をやりたい
        と思っていた。

        3年前にその希望を実現させたけど、
        その後、それを続けていくだけの
        パワーがなかった。

        いつかまた、
        島で芝居を上演してみたいという思いは
        消えずにあるけれど、
        今はそれよりも、
        この協議会や
        あびの実の活動を通して
        島の「文化環境」を作っていくことを
        自分のライフワークにできたらいいなと思う。
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