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2020.07.05 Sunday

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    シマバナ

    2009.01.25 Sunday

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      芝居が終わった。

      写真は、
      芝居の最後に
      映像として流したものの1枚。

      友人から提供してもらった。

      おかげで、
      イメージどおりの
      ラストシーンができた。

      今回、仲間たちとともに上演した劇のタイトルは
      「シマバナ」という。

      「シマバナシ=島話」略して「シマバナ」

      副題は
      「いとしき島よ」。

      ベースになる台本を私が書き、
      それを仲間が少々アレンジした。

      「劇団をつくろう」と決めたとき、
      仲間と話したのは、
      「島の話をやりたいね」
      とういことだった。

      せっかくだから、
      「島の話」を演じたい。

      本当は、
      台本を書く気など
      まったくなかったのだが、
      (というよりも、
      自分には書けないと思っていた)
      島の文化的催しに
      出演することは決まったものの、
      台本がなかなか決まらず、
      気まぐれにふと、
      自分なりの視点で
      書いてみようかと思い立った。

      私なりの「島話」。

      台本を書くのは初めてだったけど、
      それは、けっこう楽しい作業だった。

      書きたいテーマがあったから
      すらすら書けた。

      登場人物の一人には
      自分自身を反映させた。

      都会での仕事に疲れ、
      島に癒され、
      島に移住した独身の
      元キャリアウーマン。

      もちろん私は
      元キャリアでも独身でもないけど、
      彼女に語らせた言葉は、
      私の気持ちそのまま。

      そして、その役を、演じた。

      いつも、
      誰かが書いた
      誰かの言葉を演じていたので、
      自分の書いた
      自分自身の言葉を演じるのは、
      ちょっと不思議な感覚だった。

      仲間たちと一緒に
      芝居を作り上げていく過程は
      本当に楽しかった。


      台本を書き、
      音や映像を選び、
      照明イメージを考え、
      衣装や小道具をそろえ・・


      考えてみると、
      こういう風に、
      芝居全体に関わったのは、
      はじめての経験だったかもしれない。

      高校時代は、
      「大道具」や「音響」や「舞台監督」を
      やったこともあったけれど、
      大学時代はほぼ
      役者しか、していなかった。

      演劇=役者
      みたいな図式が私の中にあったけど、
      芝居というのは
      総合芸術であって、
      役者はその一部分にすぎないんだなあと、
      今さらながらに実感した。

      今回は人も足りず、
      時間も足りず、
      全体的にその出来具合は
      100%満足いくものというわけには
      行かなかったけれど
      (何しろ、自分たちの演技にすら、
      ほとんど客観的な演出を加えられなかった)
      いつかそのうち、
      自分の「表現したい世界」を
      納得いくまでこだわって
      舞台上に創出してみたいなあと思った。

      舞台が終わって、
      何人もの友人知人が
      「良かったよ」
      と言ってくれた。

      「これからも続けなよ」

      「ここから煮詰めていけば
      いいものができるよ」

      「これでもっと仲間が増えて
      もっといろいろできるわよ」

      そう、今、第一歩を踏み出したばかり。

      ゆっくり、じっくり、ちょっとずつ。
      仲間と一緒に、この種を
      育てて行こう。


      *写真提供 「ピヨ家のあのね2」

      芝居

      2009.01.11 Sunday

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         このブログにも何度か書いたけれど、
        私は昔、
        芝居をやっていた。

        一時は「舞台女優になりたい」
        とまで思うほど、
        芝居にのめりこんでいたが、
        自分の才能に限界を感じ、
        20歳のときに芝居をやめた。

        もう舞台に上がることは2度とないだろう。

        20歳のときの私は
        そう思っていた。



        あれから20年の月日が流れた。

        今週の土曜日、
        私は20年ぶりに
        舞台に立つ。

        島に来てから、
        ずっと思っていた。

        いつか、この島で芝居をやりたい。

        20歳のころの私は、
        プロになれないのなら
        演劇をやる意味はないと思っていた。

        けれど、
        仕事をやめて島に来て、
        落ち着いた生活をおくっているうちに、
        自分の中に
        「表現したい気持ち」が
        わきあがっていくのを感じた。

        私が島に来たばかりの頃は、
        島に1つだけ
        アマチュアの劇団があった。

        子どもがある程度大きくなったら、
        この劇団に入ろう、
        そう思っていたのだが、
        残念なことに、
        その劇団は解散してしまった。

        そうなると道はただ一つ。

        自分で仲間を探すしかない。



        劇団を作ろう。
        そう思いついたのが3年前。

        ようやく今年、
        その夢が現実のものとなった。


        今週末に上演するのは
        本格的なものではなく、
        20分程度の小芝居。

        一緒にやる仲間は4名。

        ささやかなスタートだけど、
        それでも
        第一歩を踏み出した。


        久しぶりに
        芝居をしてみて思った。

        やっぱり自分は
        これがしたかったんだ。

        こういう表現方法が
        自分には一番合ってるんだ。


        踊りが好きな人がいる。
        作品を創り出す人がいる。
        スポーツに熱中している人がいる。

        それぞれみな、
        得意分野や好きなことがあり、
        私の場合はそれが芝居なのだ。

        だから私は、
        これからも芝居を
        続けていくと思う。
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