スポンサーサイト

2020.07.05 Sunday

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    蚕を飼う

    2007.07.15 Sunday

    0


      島の保育園では、
      毎年5月になると、蚕を飼います。

      島の伝統工芸の織物に使う絹糸は、
      今はどこか別の場所からとりよせるようですが、
      昔は、養蚕が盛んだったようで、
      島内で調達していたそうです。

      蚕を飼うのは、
      そういう島の伝統文化に触れる、
      という意味合いがあるのか、
      あるいは、たまたま
      蚕の幼虫を下さる方が島にいるからなのかは
      わかりませんが、
      とにかく、毎年その時期になると、
      蚕が保育園にやってきます。

      最初はほんの尺取虫程度の大きさしかなかった蚕は、
      桑の葉をどんどん食べて、どんどん大きくなり、
      やがて繭を作ります。

      その美しい繭を茹でると、
      絹糸がとれるわけですが、
      保育園では糸をとることはせず
      (糸をとるにはかなり大量の繭が必要らしいです)
      ある程度硬くなった時点で繭をカッターで切り、
      中からさなぎを取り出し、
      繭は工作などに使うのです。

      さなぎは、にわとりの餌にするそうです。

      さて、この蚕、
      保育園で飼うだけでなく、
      持ち帰って家庭で飼うこともあります。

      人数の多い他の保育園では、
      毎年、年長さんだけが蚕を家に持ち帰る
      慣習があるようですが、
      我が家の子どもたちが通う保育園は人数が少ないので
      とくにそのような取り決めはなく、
      飼いたい人は誰でも、
      持って帰っていいことになっていました。

      年中さんだった2年前、
      「好きなだけ持って帰っていいよ」
      と先生から言われた娘は、
      なんと43匹の蚕を
      家に持ち帰ってきました。

      その時の模様を、
      当時書いていた別ブログの記事より引用。
      (読んだことある方は、重なりますが、すみません)

      “かいこ”は大喰らい

      今日、娘が保育園から“かいこ”をもらって
      帰ってきました。そう、あの絹糸のもとになる
      まゆをつくるかいこです!

      私は虫はそれほど嫌いではありませんが
      (というより、島に来て慣れました。
      キャーッ虫!!なんて言ってると生活していけません)、
      ぐにゅぐにゅしたいもむし系はちょっと苦手。
      でも娘もチビ助も喜んでいるので顔には出せません。

      娘なんて手にのっけて遊んでいます。
      うっ、私にはできない。

      今までぜんぜん知らなかったのですが、
      かいこはとっても大喰らいなのです。
      桑の葉を1日何回もあげないといけないのです。
      続きを読む >>
      1