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2020.07.05 Sunday

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    島的・昼休みの過ごし方 島の生活事情その2

    2007.06.15 Friday

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      今回は、島の生活事情第2弾です。
      (第一弾→「島」にないもの 島の生活事情 その1

      島に来て、内地と全然違うなあと思ったのは、
      「昼事情」です。

      私の島の友人の多くは、
      子どもを介して知り合った「ママ友」で、
      知り合った当時は、ほとんどが専業主婦でした。
      (今では半数ぐらいの友人は働いていますが)

      そんな友人たちからよく聞くのは、
      「3食用意するのって、けっこう大変なのよね〜」
      という言葉。

      「え?3食用意するのって当たり前では?」
      と思うかもしれませんが、
      それは、自分と子どもの食事を意味するのではなく、
      「ダンナ様の食事」を意味しているのです。

      そう、島は「職住接近」。

      そのため、勤め人でも昼は家に帰って
      食事をする人が多いのです。
      (もちろん外食したり、出前をとったり、
      弁当を持ってくる人もいますが)

      何しろ、ほとんどの人は車で5分もかからず
      家に帰れるのですから、
      せっかくの昼休み、家に帰ってくつろぎたい、
      と思うのも当然ですよね。

      でも、主婦の立場からすると、
      それもけっこう大変みたいです。

      みたいです、なんて他人事みたいに書いているのは、
      我が家は島の中心地からちょっと離れたところにあるため、
      夫は昼には帰ってこず、弁当持ちだからです。

      そういうわけで自分が経験しているわけではないのですが、
      その大変さは想像できます。

      子どもと自分だけだったら、
      ありあわせのものや残り物でもいいけれど、
      そこにダンナさまが加わると、
      そういうわけにもいかないだろうし、
      何より、
      「○時には帰って昼食を準備しなければ」
      という時間的拘束がそこに生まれるのが、
      けっこうきついようなのです。

      たとえば友人同士でランチに行こう、
      なんていうときには、
      あらかじめ、
      ダンナさまのための昼食を準備してから
      出かけなきゃならなかったり、
      午前中に用事を入れても、
      昼食までには必ず片付けなければならなかったり。

      子育て中の専業主婦だと、
      誰かのうちに何人かで集って
      子どもを遊ばせながらお茶を飲む、
      なんてことも多かったりするのですが、
      12時が近づくと
      「あ、そろそろパパが帰ってくるね」
      「うちもそろそろ帰って昼作らなきゃ」
      と自然にお開き、ということになります。

      まあそういう風に昼の時間が決まっている方が、
      ある意味、区切りがあっていいのかもしれません。

      では、専業主婦ではなく、
      働く主婦はどうなのか。
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      あびの実とくわの実

      2007.06.02 Saturday

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        4月後半から5月にかけての時期、
        島の子どもたちが楽しみにしているものがあります。

        それは「あびの実」摘み。

        島の方言辞典によると、
        「あび」というのは木苺の一種で、
        「クサイチゴとカジイチゴの自然雑種といわれている」
        そうで、赤い実がなる、
        という意味で「あびの実」と言うそうです。

        あびは、ジャムにしてもおいしいですが、
        子どもたちにとっては、
        やはり、その場で摘んでは食べ、
        摘んでは食べするのが一番おいしく、
        わくわくする体験なのではないかと思います。

        娘とは別の小学校に通う小1の子を持つ友人が、
        あるとき、
        「最近、帰りが遅くて・・。
        途中にあびがなっているところがあって、
        そこであびの実摘みをしてるみたいなんだよね」
        と言っているのを聞いて、
        「寄り道」というのは本当はいけないことなんだろうけど、
        いかにも子どもらしくて、
        ほほえましいエピソードだなあと思いました。

        以前、近くの公園で
        うちの子供たちと1才の姪っ子と一緒に遊んでいたら、
        野球の練習を終えて帰ってきた親戚の女の子が、
        「ほら、おみやげだよ〜」と
        あびの実を持ってきてくれたことがあります。

        「みんなで1つずつね」と子どもたちにわけてくれ、
        「○○ちゃんはあびが大好きなんだよね〜」と
        1歳の姪の口の中にもぽーんといれてくれました。

        お姉ちゃんたちからあびの実のおいしさを
        教えてもらった姪はきっと、もう少し大きくなったら、
        自分であびの実を摘みにいくようになるでしょう。

        こうやって、大きい子から小さい子へ、
        「あびの実を摘んで楽しむ」ことが、
        自然に伝わっていくのだなあと思うと、
        素敵な光景を見た気がしました。

        さて、この季節、子どもたちが摘むのは
        あびだけではありません。
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