島ぐらし雑記帖

東京の離島・八丈島に暮らして15年。
日々の出来事や感じたことなど、
つれづれに綴っています。
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給食試食会で、今どきの給食に驚く
JUGEMテーマ:地域/ローカル


先日、
娘が通う小学校の
「給食試食会」に参加してきました。

子どもたちと同じ給食を家庭科室で食べ、
その後にランチルームでの
子どもたちの食事風景を参観し、
最後に、献立作成をしている栄養士さんの話を聞く
というものでしたが、
なかなか良い体験でした。

島の学校給食は、
小学校・中学校共通で、
町の給食センターで作られたものが
各学校にトラックで配達されます。

実は、この「給食センターで一括して作る」
という事に対して、
私は少し、マイナスのイメージを抱いていました。

というのも、
自分が中学生の時に、
「センター」というところで一括して作った給食が出され、
それが、ものすご〜くおいしくなかった
(言い換えると、めちゃくちゃまずかった)のです。

小学校のときは、
自分の学校の給食室で作った
おいしい給食を食べていて
それとのギャップがあまりにもひどく、
そのときの経験から、
やっぱり給食は学校で作るのが一番なんじゃないか
という気持ちが
どこかにあったのです。

しかしそんなマイナスイメージは
試食会に参加して
すっかりふっとんでしまいました。

試食会で食べた給食は、
とっても、おいしかったのです。

その日の献立は、

とびうおのそぼろごはん
具沢山みそ汁
明日葉とクサヤのマヨネーズ和え
牛乳

という、和食系のちょっと地味な内容だったので、
「もっとおいしそうなものが食べたいなあ」
なんて思いながら学校にむかったのですが、
これが、どうしてどうして、
なかなかのお味。
自分の子供の頃の給食や
学生時代の学食の味から連想して
濃い目で外食風の味付けを想像していたのですが、
「ちょっと味が薄いんじゃない?」
という感想も出るほど薄味で、
家庭的な味でした。

とびうおというのは、
私の島でよく獲れる魚で、
口にする機会も多いのですが、
混ぜご飯にして食べるのは
はじめてです。

島の漁協の女性部の方たちが
ミンチ状に加工したものを、
しょうがと酒で味付けして炒めそばろにして、
他の具(にんじん・ごぼう・こんにゃく)と共に、
しょうゆ味で炊かれたご飯に混ぜてあるのですが、
素朴な味でとてもおいしかったです。

いただいた資料の中にレシピが載っていたので、
今度、とびうおをたくさんもらったときには
自分でも作ってみようかなあと思いました。

この「とびうおのミンチ」と、
同じくわたしの島でたくさんとれる「むろあじ」のミンチは、
東京都学校給食会を通して、
都内約1800校に納入されているそうです。

私の島で獲れた魚が、
都内の各小学校の給食に供されているなんて、
なんだかうれしい気がします。

具沢山みそ汁は、
その名の通り、
にんじん・大根・じゃがいも・生揚げ
長ねぎと、
ほんとうに具だくさんで、
しかも、
出し昆布と削り節を使った
ちゃんとしただし汁で作ってあり、
これまた、おいしかったです。

食後に聞いた栄養士さんのお話によると、
和風の汁物は
化学調味料を使わずに作るようにしており、
洋風のスープも本当は
鳥ガラからとって作りたいのだが
センターでそれをやるのは難しく、
そちらに関しては、
学校給食会指定の
なるべく無添加に近い
調味料を使っているとのこと。

手軽な化学調味料を使わず、
「本物の味覚」を子どもたちに与えようと
してくれているのは、
素晴らしいことだなあと思いました。

これは、
栄養士さんの配慮と言うのももちろんあるけれど、
国が「食育」に力を入れていることもあるし、
もしかしたら、
全国的な傾向なのかもしれません。

私が子供の頃の給食には、
そのような発想は
ありえなかったような気がします。

小学校の給食は好きだったけれど、
パン食中心で、
シチューとかカレーとか
洋風でちょっと濃い目の味つけ
だったような記憶があります。

パンも、普通の食パンにまじって
「ゲンリョウパン」という
わけのわからないものが出るときがあったり
(これはあんまりおいしくなかった。
きなこ揚げパンは大好きだったけど)
カレーのときには、ビニールに入ったご飯が出てきて、
その袋を破ってお皿に持ってカレーをかけて食べたし、
「ソフト麺」という、
ラーメンだかうどんだかわからない麺も
やはりビニールに入っていて、
袋を破って汁に入れて食べたし、
(これは人気メニューで、私も大好きだった。)
給食というのは、
なんかとても独特なものだったように思います。

これは私の住んでいた地域だけの話ではなく、
私の世代は、どこでも
同じような給食を食べていたのではないかと思います。

なぜなら、同世代の人と給食の話をすると
出身地が違っても、
ものすごく盛り上がるんですよね。

「きなこ揚げパン、また食べたいよね〜」とか
「ソフト麺!なつかしい!」とか。

(ただし、島はちょっと事情が違うかもしれません。
夫と給食の話をしても、「ソフト麺????」
という感じで、まったく盛り上がらないので)

あの頃の給食は、
たぶん「経済的」「効率的」であることが第一で、
「食育」とか、
そういった発想は
まったくなかったんじゃないかと思います。

先ほど書いた、
私が中学校のときに食べていた給食に到っては
「あんなものをよくもまあ食べられたもんだ」
というような代物でした。

ご飯は各自、自宅から持っていき、
弁当箱に入ったおかずが
「センター」から宅配されるのですが、
そのおかずのおいしくないことといったら・・・。
冷めてるから余計です。

今だったら、
クレームをつける親が
必ず出てくると思います。
(それとも私の育った町は未だに、
あのような給食を続けているのだろうか・・)

今回の給食試食会では
自分が子どものころの給食と、
「イマドキ」の給食の違いに
本当に驚かされました。

今の給食は
「身体にいい食材を使おう」とか、
「日本の食文化を大事にしよう」とか
「子どもたちの味覚を育てよう」とか、
そういうことに配慮して
作られているように思います。

そういう配慮ができる余裕があるくらい、
日本が豊かになったということなのかもしれないし、
あるいは、逆に、
学校給食を通して食を「教育」しなければならないくらい、
日本の食文化が崩壊しつつあるということなのかもしれません。

な〜んて・・。
ちょっと大げさになってしまいました。

ところで、島の給食センターは、
町のHPの中で、
日々の給食の献立の写真を、
栄養士さんのコメント入りでアップしています。

最新記事(22日付)には、
娘の小学校の生徒たちが
給食センターの職員のみなさんに
感謝の気持ちをこめて贈った
「ありがとうの木」について
触れてありました。
(⇒「ありがとうの木

「子どもたちが
いつも給食を作ってくれる方々への
感謝の気持ちを忘れないように、
こういうものを作成しました」と、
担当の先生が、
私たち保護者にも見せてくれたものです。

リンクをはっておきますので、
興味のある方はのぞいてみてください。

「給食の献立紹介」



Posted by フナリン
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